#0 夢に飢えてる大学生
小学生の頃、パイロットになりたかった。
空飛ぶロボットを乗りこなし、自由に操る姿に憧れた。
中学生の頃、医者を夢見ていた。
白衣を纏い、患者に慕われる姿を尊敬した。
しかし、どちらも途中で諦めた。自分の適職ではないと何処かで感じていた。ヒトの命を背負う役目なんて自分には到底敵わなかった。
高校生の頃、夢は無かった。
取り敢えず大学に進学し、適当に就職して平凡な生活に溺れ、そして死んでいくのだと自分の人生を悟った。
そして大学生の今、未だに自分の夢は無い。
しかし、このまま夢や希望を持たずに人生を終えることに心の奥底では反対しているのだ。
それに気付いたのはつい最近のことだ。
周りの友人は自分のやりたいことを見つけ、ある人は司法試験の勉強を、またある人は幼少期から希望していた職に就き、各々の人生を謳歌している。
彼らの行動は僕へのプレッシャーとなる。しかし、一方で自分に訴えかけてくる。
「生きる目標を見つけよ。」と。
僕も本当は気付いているのだ。このままでは終われない、何かひとつ自分なりの生き方を模索しなければならない、ということに。
僕に残された期間は残り2年半、大学を卒業して社会に出るまでの僅かな時間だ。
それまでに試行錯誤を重ねて、自分の人生において成し遂げたいことを何か1つ見つけたいと思う。
このブログは、そんな2年半の自分の歩みを記録する人生放浪奮闘記にしたいと思う。