朧気パスポート

仮面浪人に失敗し、1年間を失った。周りの友人が人生の目標を設定していくプレッシャーに圧迫されながらも自分なりのプレジャーを探索する人生放浪奮闘記

#1 しくじり大学生~こんな学生は気を付けろ!~

大学1年の夏、僕は大きなしくじりを犯した。

 

春学期を無事に終え、そこそこ仲の良い友達も何人か見つかり、サークル活動を楽しみ、一見すると順風満帆な大学生活を送ることができたように思えた。

しかし、えも言われぬ違和感が心のどこかで渦巻いていた。

その違和感にはすぐに気付くことができた。

 

僕は何のために大学に入ったのだろうか??」

 

この疑問が違和感の正体だった。

<<僕は大学受験で燃え尽きてしまい、人生の目標を失ってしまった。>>

というしくじりを犯していたのだ。

 

さらに、問題はここから始まる。

 

この違和感を何としてでも解消したい。そう考えた僕は2019年8月、大学受験の勉強を開始することにしたのだった。これがいわゆる仮面浪人である。

(仮面浪人:大学に通いながら他の大学に入るために受験勉強をする学生。)

大学受験は自分の人生で唯一本気になれたことだった。

こうして僕は、現役時代の第一志望である一橋大学を目指した。

 

しかし、結果はそう甘くはなかった。中途半端に片手間に取り組んだ受験勉強で功をなすはずもなかった。第一、志望動機もゆるくなぜその大学に行きたいのかという明確な理由がなかったのだ。

大学でやりたいことが見つからなさそうだから、今の大学より就職が有利そうな大学に入れたらいいな、そんな軽い気持ちで取り組んでしまった。

 

最終的にセンター試験で納得のいく点数は取れず、大学受験を諦めてしまった。

 

仮面浪人に臨む学生は現在も多くいるだろう。

僕は、仮面浪人自体は凄く尊敬している。自分が他のやりたいことのできる大学に行くことを目指し、その夢をかなえるための受験勉強に加え、今通っている大学でも勉学に励み、二重の努力をしている。

 

しかし、僕のように

大学への志望動機が曖昧である。

大学受験以外に熱中できるものが見つからない。

 

こんな考えのもとで始める仮面浪人はお勧めしない。

結局、目標が明確でなければやる気は長続きしないからだ。

 

僕は、今いる大学で何も努力をしていなかったのかもしれない。

受験勉強を始める前に、今の環境で知見を深めるために何にも挑戦しなかったのかもしれない。

結果、過去の栄光にすがり、失敗した。

 

仮面浪人を始めようとしている人がもしいれば、

自分がこの大学に行きたい!と胸を張って言えるような理由を確立してから始める

ことをお勧めする。

 

そして、今いる環境でもう一度、自分ができることややりたいことを探してみることを強く推奨する。

 

参考までに!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#0 夢に飢えてる大学生

小学生の頃、パイロットになりたかった。

空飛ぶロボットを乗りこなし、自由に操る姿に憧れた。

 

中学生の頃、医者を夢見ていた。

白衣を纏い、患者に慕われる姿を尊敬した。

 

しかし、どちらも途中で諦めた。自分の適職ではないと何処かで感じていた。ヒトの命を背負う役目なんて自分には到底敵わなかった。

 

高校生の頃、夢は無かった。

取り敢えず大学に進学し、適当に就職して平凡な生活に溺れ、そして死んでいくのだと自分の人生を悟った。

 

そして大学生の今、未だに自分の夢は無い。

しかし、このまま夢や希望を持たずに人生を終えることに心の奥底では反対しているのだ。

それに気付いたのはつい最近のことだ。

 

周りの友人は自分のやりたいことを見つけ、ある人は司法試験の勉強を、またある人は幼少期から希望していた職に就き、各々の人生を謳歌している。

 

彼らの行動は僕へのプレッシャーとなる。しかし、一方で自分に訴えかけてくる。

生きる目標を見つけよ。」と。

 

僕も本当は気付いているのだ。このままでは終われない、何かひとつ自分なりの生き方を模索しなければならない、ということに。

 

僕に残された期間は残り2年半、大学を卒業して社会に出るまでの僅かな時間だ。

 

それまでに試行錯誤を重ねて、自分の人生において成し遂げたいことを何か1つ見つけたいと思う。

 

このブログは、そんな2年半の自分の歩みを記録する人生放浪奮闘記にしたいと思う。